「Huawei(ファーウェイ)」
ニュースでも度々見聞きする通信機メーカー。
僕自身楽天モバイルにキャリア変更した際に機種をHauweiのnova lite 3にし利用している所であります。
あなり良い噂を聞かないメーカーですが実際の所はどうなのでしょうか。
僕自身も不安の払拭の為に徹底的に深堀していきたいと思います。
Huaweiとは
1987年に通信機器を開発するベンダーとして中国に設立した会社です。
僕の感覚で言うと通信機器メーカーとしてここ数年で名前を聞く様になったので新しめの会社かと思っていましたが違うのですね。
元々ファーウェイは、基地局やその背後にあるコアネットワークの開発を行う通信機器ベンダーとして成長してきており、エリクソンやノキアやなどと競合する大企業です。
3G、4Gの拡大とともにシェアを伸ばし、今では日本でも、ほとんどのキャリアがファーウェイ製のネットワーク機器(有名な所ですとWIMAXもHuawei製)を採用しているとの事。
なんと通信機器業界では世界一位と位置づけされていますので業界では知らない人はいないほどメジャーな存在のようです。
スマホを本格的に展開し始めたのは2014年の事で、大手キャリアでは、Wi-Fiルーターやタブレットのみの取り扱いにとどまっているとの事なので、知らず知らずのうちに同社の製品を使用している方も多いのではないでしょうか。
2016年度の全世界の総売上高は、8兆7316億円でその半分強がキャリア向けのネットワーク事業からの売上で、前年同期比23.6%の急成長を遂げています。
これだけ騒がれているのに売上が上がっているのは凄いと思います。
最近では、5Gに向けた研究開発も加速させており、日本のキャリアとも共同開発を進めています。
今後は更に目に見えない部分でも生活の中にHauweiが浸透していきそうですね。
そして以前はWi-Fiルーターなどの通信機器を納品するついでにOEMとして端末を開発していたようですが、なぜここまで一般的に認知度が広まったかというと2013年にスペイン・バルセロナで開催された世界最大の携帯電話関連見本市である「Mobile World Congress(モバイル・ワールド・コングレス)」にフラッグシップモデルの「Ascend P2」を発表し、大きく舵をきりました。
ここから、躍進が始まり、 2012年には、全世界シェアで2.7%、2016年には、アップル、サムスンに次ぐ第3位となりました。
凄い躍進力ですね。
それだけ目に見えない部分での実績が業界内でも認められていたのでしょう。
また機能面でも評価が高く次々と新しい新機能を続々と搭載し続けたのも同社躍進の1つです。
実際に僕が使用している機種もAIカメラ搭載等機能面も充実しています。
こちらは僕が実際にHauweiの機種で撮影した画像です。
一眼レフの様にボカシを入れたりも可能です。
このように同社のポテンシャルの高さと目に見えない部分での浸透力で躍進しているのが分かりました。
日本ではいち早くSIMフリー市場に力を入れ、海外で人気の高かったモデルを投入し続けています。
こう考えるとアメリカから見ても驚異的な企業なのは間違いが無いですね。
悪い噂の数々
ネットニュースでも度々目にする同社の陰謀とも取れる噂。
その内容を考察していきたいと思います。
まず初めにHauweiに対して問題を呈したのはアメリカ。
2012年に「ファーウェイの通信機器には情報を書き換えたり、盗み取れるような機能がある」との報告書が議会に提出されました。
この時の根拠は特に発表されずでしたので世界的にはあまり大きく取り上げられなかったようです。
その後2018年にCIAなどのアメリカ諜報機関が改めて「ファーウェイは危険」と議会に報告しました。
そして、2ヶ月後にはアメリカ政府機関でファーウェイ製品のすべてが使用禁止となり、話題となりました。
ただこの時も明確な根拠は発表されておらず一歩的な排除に感じてしまう内容でした。
その後、「危険」、「情報が盗まれる」 といった情報が蔓延しています。
2019年6月現在、先月だけでスマートフォンの出荷台数が40%減少したことをCEOが明らかにしました。
また、今年と来年の総売上高が300億ドル(約3兆2600億円)程度減るとの見通しも語られていたり、アメリカのHuawei禁輸策によって「製品を供給できない」ため、新製品のノートPC「MateBook」の発表を中止したりとかなりのダメージがあるように感じます。
しかも米企業からの半導体などの部品調達が困難となったほか、今後のデバイスにGoogle製アプリが搭載できなくなり、事業に何らかの影響が及ぶことが予想されていました。
Googleアプリが搭載出来ないというのは致命的ですよね。。。
もしもこれがアメリカの策略だとしたら恐ろしい事ですね。。。
ただしこういった根拠もネットでは言われています。
同社は中国政府の後ろ盾で成長した企業であり、アメリカはここにリスクがあると考えているようです。
さらに以前、ファーウェイの端末に「ユーザーの個人情報を勝手に収集し許可なく中国のサーバに送信する機能」が搭載されていたことも明らかになったとの記事もありましたが情報は定かでは有りません。
Hauweiの他にもZTEも指摘がされているようです。
ネットを色々と見てみると「情報を盗んでいる!」と言い切っている方も居れば、仮説にとどめている方も多数いらっしゃいます。
ただし、技術者目線で言えば電話、タブレット、コンピュータに組み込むことは、生産者が初期段階で行えば、技術的には簡単な事らしいです。
今後のユーザーとしての考え
これはいわゆる貿易戦争なのか、根拠が有っての措置なのか今の段階では情報が交錯し過ぎている為に判断は困難な状況に有ります。
ただし、今後GoogleアプリがHuaweiで使用が出来なくなるのであれば僕にとってはっきり言って死活問題です。
アプリのダウンロード、gmailでのクライアントとのいやりとり、googlemapが使えないetc....
Hauweiでもgoogleが使えなくなる対策としてHuawei版のGoogle Playストアのようなプラットフォームも新機種に搭載されていますがここまで生活に密着したgoogleが使えなくなり、きちんと不安要素が払拭出来ないHauweiにユーザー登録をしてしまっていいのかこれはもう各個人が自分の責任で判断するしか有りません。
僕はおそらくgoogleが使用出来なくなった時点で機種変更をすると思います。
それは仕事にも多大な影響が出てしまうからです。
今後どのような動きになるのか1ユーザーとしてもアンテナを張っていきたいと思います!